渋滞対策工事の概要や各種取組みのご案内
E1 東名高速道路(東名)横浜町田IC(インターチェンジ)~海老名JCT(ジャンクション)間の大和トンネル付近の渋滞緩和を目指して、橋を拡幅して付加車線を設置する渋滞対策工事を実施します。
横浜町田IC~海老名JCT間は、1日平均14万台が通行する日本屈指の重交通区間です。慢性的に渋滞が発生しているため、当社では、従来から付加車線の設置などの渋滞対策をおこなっております。
今回の工事では、大和高架橋、小田急高架橋、大東橋を拡幅し、付加車線を設置します。
橋を拡幅して付加車線を設置する渋滞対策工事は、工事する車線を切り替えながら3つのSTEPでおこなっていきます。
(1)現況車線確保による施工
横浜町田IC~海老名JCT間は交通量が14万台/日を超えるため、車線数を減少させて施工すると大規模な渋滞が懸念されます。今回の渋滞対策工事では、車線をシフトさせることで、現在の車線数(6車線)を極力確保し、渋滞など交通への影響を最小限にします。
(2)工事実施時期の設定
工事する車線を切り替える作業は、お客さまへのご迷惑を最小限とするため、交通量が増加するゴールデンウィーク、夏季交通混雑期などと重複しないようにし、設定しました。
工事の告知、事故通行止めなどの緊急情報、渋滞情報などの最新情報をお知らせします。
橋梁名 | 大和高架橋(上下線)、小田急高架橋(上下線)、大東橋(上下線) |
開通日 | 1968(昭和43年)年4月25日(開通から56年経過) |
道路名・区間 | 高速自動車国道 第一東海自動車道(E1 東名高速道路)横浜町田IC~海老名JCT (自)神奈川県横浜市緑区長津田町(至)神奈川県海老名市社家 |
所在地 | 神奈川県大和市(東京側) 神奈川県大和市(名古屋側) |
橋長 | 104.9m、429.0m、34.7m |
事業経緯
2015年9月 | 第1回神奈川県東名軸渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ ・海老名JCTや大和トンネル付近を先頭とした渋滞状況の確認と要因の分析 |
2015年12月 | 第2回神奈川県東名軸渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ ・対策案の提示(大和トンネル付近) |
2016年10月 | 工事着手 |
2021年7月 | 大和トンネルを含む西側区間(上り線約3km、下り線約2km)の付加車線の運用開始 |
2022年11月 | 横浜町田IC(下り線)加速車線延伸部(約0.5km)の運用開始 |
渋滞状況
E1 東名 横浜町田IC~海老名JCT間は、1日平均14万台が通行する日本屈指の重交通区間であることに加えて、アップダウンが多いことや大和トンネルによる速度低下などの影響で、渋滞が慢性化しています。
平成31・令和元年のIC区間別・渋滞ワーストランキング(令和2年6月、国土交通省発表)では、海老名JCT~横浜町田IC(上り線)がワースト1位、横浜町田IC~海老名JCT(下り線)がワースト4位となっています。